ED治療薬の処方

福岡アールスキンケアクリニックでは、日本性機能学会の元専門医である院長が日本性機能学会の問診票に基づき、診察・検査を経て患者様の症状やお悩みに応じて、ED治療薬として国内で承認されている医薬品のみを処方しております。

患者様の症状と体質にマッチする薬は異なるので医師が診断し、ライフスタイルなども考慮しながら適切な治療薬をおひとりごとに応じた用量で処方しております。
また副作用やリスクについても診察時に説明しておりますので安心してご相談ください。
当院は、国内正規品取り扱いクリニックです

※国内で処方されているすべてのEＤ治療薬において、陰茎の血管拡張を阻害するPDE-5の機能を抑えることによって作用します。主に陰茎海綿体の血管にありますが脳や心臓、鼻粘膜などにも分布しており、ED治療薬を服用することでこれらの血管が拡張し、顔のほてりや頭痛、鼻づまりなどの副作用が現れることがあります。

アメリカのファイザー社によって製造された世界初の勃起不全改善薬です。日本でも承認されています。
有効成分はシルデナフィルという成分で勃起を抑制するＰＤＥ５という酵素の働きを阻害する効果があります。
当院ではバイアグラ錠と、シートタイプのバイアグラODフィルム（価格表にはバイアグラシートと記載しています）を処方しています。
バイアグラ（錠）は水またはぬるま湯で飲むことが望ましいです。バイアグラODフィルムは薄いフィルム状で、口に含むと溶けるため水なしで服用することができます。
錠剤と同じ有効成分を同量含むため、効果や副作用・禁忌などは以下の錠剤と同等です。

●用法：成人に対して1日1錠２５～50mgを性行為の約1時間前に経口投与する
服用の間隔は24時間　
1日1回の服用を厳守して、用量を増やしたい場合などは必ず医師に相談して下さい。
服用後1時間程度で効果が表れ、３～４時間持続します。
空腹時に飲むことで効果を発揮しますので、食後1時間以上時間を空けてから服用してください。
アルコールは飲みすぎると効果が薄れるので控えめにしてください。
●主な副作用：血圧低下、頭痛、ほてり、消化不良、めまい、吐き気。
●主な禁忌：心血管系障害を有するなど性行為が不適切と考えられる方、硝酸剤あるいは一般化窒素供与剤（ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど）を投与中の方、不安定狭心症がある、または性行為中に狭心症を発症したことのある方、コントロール不良の不整脈、低血圧、高血圧の方、6カ月以内に心筋梗塞や脳梗塞になった方、網膜色素変性症の方、重度の肝機能障害のある方

※この他併用してはいけない薬剤などED治療薬が使えない併用禁忌剤がありますので自己診断で服用することは避け、医師の診察時にご相談ください。

バイエル薬品が開発したEＤ治療薬で、日本では2004年よりバイエル薬品より販売が開始されている承認医薬品です。勃起を鎮静させようとする物質ＰＤＥ５の働きを抑制する効果があります。
有効成分はパルデナフィル。水に溶けやすい性質があり、即効性の高さで人気があります。約45分程度で効果が発揮され１０mgで5時間程度、２０ｍｇで8～10時間程度です。
●用法：成人に対して1日1回、1日の上限量は２0mg。性行為の約30分～1時間前に経口投与する。服用の間隔は24時間。　
1日1回の服用を厳守してください。バイアグラに比べて吸収が早いため食事の影響を受けにくいと言われていますがより空腹に近い状態で内服してください。
アルコールは飲みすぎると効果が薄れるので控えめにしてください。
●主な副作用：
血管拡張による血圧低下、頭痛、ほてり、消化不良、めまい。
●主な禁忌：心血管系障害を有するなど性行為が不適切と考えられる方、硝酸剤あるいは一般化窒素供与剤（ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど）を投与中の方、一部の抗真菌薬を服用中の方、不安定狭心症がある、または性行為中に狭心症を発症したことのある方、コントロール不良の不整脈、低血圧、高血圧の方、6カ月以内に心筋梗塞や脳梗塞になった方、網膜色素変性症の方、重度の肝障害・腎障害のある方
※この他併用してはいけない薬剤などED治療薬が使えない併用禁忌剤がありますので自己診断で服用することは避け、医師の診察時にご相談ください

2003年にアメリカで販売。日本では2007年に販売が開始されたバイアグラ、レビトラに続く新しいED治療薬です。日本では「日本イーライリリー株式会社」より販売されている国内承認医薬品です。
有効成分はタダラフィルで、PDE5と呼ばれる酵素の働きを阻害する働きを持ちます。
シアリスは服用後1時間程度で効果が表れ、36時間という長時間効果の持続が期待できます。バイアグラやレビトラに比べ体内でゆっくりと溶けて効果が現れるので副作用が出づらいと言われており使いやすさで人気があります。
●用法：１０ｍｇで24時間、２０ｍｇで30～36時間効果が持続します。1日の上限量は２0mg。性行為の約1時間前に経口投与する。
1回の服用上限を厳守してください。空腹時でなくても服用可能ですが過度な飲酒は避けて控えめにしてください。
●主な副作用：頭痛、紅潮、ほてり、消化不良。シアリスに限らずEＤ治療薬は胸やけなどの稀に消化不良が起きる可能性はあります。
●主な禁忌：心血管系障害を有するなど性行為が不適切と考えられる方、硝酸剤あるいは一般化窒素供与剤（ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど）を投与中の方、不安定狭心症がある、または性行為中に狭心症を発症したことのある方、コントロール不良の不整脈、低血圧、高血圧の方、心筋梗塞や脳梗塞の既往歴が最近ある方、重度の肝障害の方、網膜色素変性症の方

※この他併用してはいけない薬剤などED治療薬が使えない併用禁忌剤がありますので自己診断で服用することは避け、医師の診察時にご相談ください。

シルデナフィル錠とはファイザー社が開発したバイアグラの有効成分シルデナフィルのことでバイアグラのジェネリック医薬品です。国内でシルデナフィル錠が初めて認可されたのは2014年。
効果はほぼ同じものの、価格は正規のバイアグラと比べて安く、経済的に治療することが可能になりました。
それ以前から海外製のバイアグラジェネリックのシルデナフィル錠が非常に安価で多く出回っていますが、国内未承認薬ですので多くの危険性があり注意が必要です。
安全で効果的な治療を行うためにも医師から正しく処方してもらいましょう。国内では東和製薬、キッセイ薬品など数社のシルデナフィル錠が承認されており当院では国内承認薬を処方しています。
●使用法や用法、主な副作用、主な禁忌などについては先発薬「バイアグラ」と同様です。

参考URL
※ファイザー株式会社公式HP
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html
※（患者さん・一般の皆様）ファイザー株式会社　疾患から探すED（勃起障害）に関する情報
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/for_patients/disease/procreation_001.html
※ファイザー株式会社、バイアグラ添付文書
https://pfizerpro.jp/documents/lpd/vgr01lpd.pdf
※バイエル薬品株式会社、レビトラ®錠 インタビューフォーム
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/259000BF1029_1_27/
※バイエル薬品株式会社　EDネットクリニック.com
https://ed-netclinic.com/
※薬事日報（日本イーライリリー　シアリスについて）
https://www.yakuji.co.jp/entry4350.html
※日本イーライリリー公式HP
https://www.lilly.co.jp/
※国立医療学会、「医療 46(5), 305-311, 1992 」勃起の発現に関するメカニズム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/iryo1946/46/5/46_5_305/_pdf/-char/ja
※日本泌尿器科学会、ED診療ガイドライン 第3版
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/26_ed_v3.pdf
※厚生労働省、個人輸入において注意すべき医薬品等について
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html